
風待ちで時間が出来たので、最近少し考えていたことを装備に関連して書いてみたいと思う。表題は「持っていない装備」と短くしたが、実際は「持っていない装備、持っているけど必要ないと思った装備、今後欲しい興味ある装備」に関して。
ただし、Canada西部のinner passageとUS西岸、WA州、OR州近辺のShore、Offshoreでの経験だけで述べる。寒い場所でのCruiseは体験しているが、暑い場所はほとんど経験していない。つまりまた意見が変わる可能性もあると思う。ではそれぞれ、書き出してみよう。
「持っていない装備」 ・・・ 一般的なlong cruise艇が持っているが、僕は持っていないもの。
□ 冷蔵庫、冷凍庫 >>まず舟を譲り受けた時から壊れていて使えない。まあ大電力の製品なので最初から興味がなかった。それよりも、保存食という文化を自分の手で試してみる方が余程興味深く思えた。従って、今後も購入予定は無い。一時、AC/DCで使える車載用のピエゾ素子を用いた物の購入を考えたが、船底に接する状態にしただけでもDrink類は十分冷えたので、購入を見送る事にした。長尾Captain@景虎がCabinに取り付けていたこの冷蔵庫も良いなと思いながら見た記憶があるが、干し肉を作るようになってから北米にいる今は全く必要性を感じない。暑い場所に行ったらまた欲しくなるかも。(^^;
□ Auto helm又はAuto pilotと呼ばれるGPS連動の電力型自動操舵装置 >>電力を必要とする事。予備機やpartsを持たなければ、故障の多い海上で使用する電子機器は実用にならないと思っている。また予算的にもキツイので、最初から切り捨てた。その分、高価なWindvaneを購入した。
□ Outboard engine(;船外機) >>あったらいいなと思うけれど、これを持つ事によってGasolineやそれを保管するContainerや保管場所を確保しないといけない。また盗難の可能性もかなり高い、高価な装備なので現在もまだ持っていないままだ。
□ SSB無線機 >>日本のAmateur免許はあるが、局免は随分前に切らして現在AmateurのCall signは持っていない。USかCanadaで新たに取得する事も考えたが、Rigの装備金額を考えると、幾ら中古機器でそろえても無理に思えた。特に誰かと話したいわけでもないので、費用対効果で考えるなら受信機+Antennaで十分という判断をした。つまり近海の気象情報がVHFで取れない場所で、中波・短波でそれらが受けられる設備を受信機で組めばいいと思い、現在に至る。
□ 電動Windless>>現在Winch handleを用いる水平方向巻取り式の機械式Windlessを用いているが、理想は同じ機械式でも垂直DrumでHandleを前後に動かして巻き取れる形式の物。でもこれは大きい物がほとんどで30ft.Classの舟では貴重なBow spaceを占有しすぎる。電動式のみのモノは現在でも全く興味ない。chainを掴む手が汚れる以外は気になる点は特に無し。ほとんど人力のみでAnchorを引き揚げる事が多いが、どうしても抜けない場合はProp walkを利用して舟のケツを振って抜錨するか、Winch handleを用いてWindless drumを回せば外れる。間違っても舟を前進させてAnchorを抜くことは無い。Chainを長くしたら重くなるので、Windlessに対する考えも変わるかもしれない。兎に角、電力を必要とする機器は耐久性の点で疑問が残るので、出来るだけ使いたくないと考えている。
「持っているけど必要ないと思った装備」 ・・・実際に取り付けてみて使用頻度が低く、無くても困らないと感じたもの。
□ Rader >>中古でRaymarine RL60を購入した。MastへのRadome取り付けで、mountも$300CA近くしたから全部で$1200CA程度支払った事になる。C-Map cardを買えばCharts plotterにもなる白黒LCDの製品だが、別売で高価なCharts memory cardを買うつもりは無い。いかんせん消費電力が大きいので、Batteryの負担を考えると通電しっぱなし所か、出来るだけ使いたくない。と言うのも、霧以外では今まで必要性を感じたことが無いから。AIS Receiverが稼動し始めてからは、なお更必要ないと思い始めた。
「今後欲しい興味ある装備」
□ Aluminum製のDanforth anchor >>現在の2nd anchorは鉄製の重いDanforthなので、使い易い軽い物が欲しい。
□ Anchor chain >>現在使用中・2艇身長のAnchor chain(60ft.)が錆で痩せ細ってきたので、今度は約3艇身(100ft.)長の新しいものを購入したいと思っている。
□ Furler gennaker >>予算の問題でまず無理っぽいが、高嶺の花として記載しておこう。これを買う前に一人でSpinnakerを揚げて遊ぶつもり。そうなるとTackerとSleeveも欲しくなるけど、これらは自作も可能だろう。
おまけ 「持ってて良かったと思った装備」
□ Dodger >>必須
□ Windvane >>必須
□ Solar panel >>必須
□ AIS receiverとその表示機器(Laptop)
□ USB接続のWiFi Extension network Adapter(1W出力)と指向性を持つFlat antenna >>ただしコレはSPOTと同じく電波法の関係で日本国内で使えないので注意。
とにかく出来るだけ舟に予算を注ぎ込まずに旅自体に使うことを心がけたいと思っていた。当初26~30ft.未満の舟を購入予定だったが、Timingの問題もあって32ft.のSchool練習艇を購入した。随分手を入れたから気に入ってはいるが、一人ならもう少し小さくても良かったと今でも思う。兎に角、Sizeが大きくなるに連れ、各装備が比例して高額になる。僕みたいな、Early retireの若年sideに居る貧乏Yachtyには資金的に舟にかかる資金比重が高くなると、後々随分苦しくなる。自分一人で外食することは、ここ数年一度も無い。それくらい生活費を切り詰めて貧乏Yachty生活を送っている。別に自分一人のことだから、それが辛いとかは感じないが、世話になった人と一緒に気楽に外食出来ないのが辛いと思うときはあった。だから、これ以上装備を増やさず、壊さず、最低限のMaintenance費用で安全な旅が続けられるよう、こまめなMaintenanceを心がけたいと思っている。
ここにこんな事を書くのも、出会うlong cruise志向の外国人Yachtyには、僕と同年代か、もう少し若い人が見受けられる。しかし、僕ら1960年代産まれの日本人Yachtyは少ないように感じる。Web site巡りをして、longに出たいと書いているSailboat乗りが居るにも関わらず、中々日本を出て来ないのが僕には非常に残念に感じられるのだ。もし本当に本人がYachtyとして旅をしたいと考えるのなら、僕のようなStyleでも、自分なりのやり方でも、少ない準備資金で旅することが出来ると思う。各国の自由なYachty達を見ていると、そんな日本人Yachtyにもあちこちの泊地で会いたいと思ってしまう。
今はGPSで自分の位置が比較的正確で簡単に得る事が出来る。各機器やPartsの信頼性も、堀江さんや青木さんが旅した頃とは格段にUPしている。情報もWebのおかげで、容易に新鮮なモノが安い費用で得られる。「なのに、何で日本人Yachtyは少ないの?」とどうしても思ってしまうのだ。Sailboatを走らせる事が好きな人や旅が好きな人は個々に存在していても、どちらも好きで舟で旅に出たいと思う人は少ないのかもしれない。または僕が持っていない「世間とのしがらみ」というヤツが、僕の想像以上に強く根を張っているのだろう。もし旅したいという気持ちを持つYachtyが居るなら、是非、出かけてみて欲しい。また、僕に協力出来る事があれば声を掛けて欲しい。常にあちこちの旅先でお世話になってばかりなので、誰かしら関係する人達にお返しが出来たらと考えている。
ここ2日、霧が出て寒く、風もない。まあ、急ぐ旅でもない。風待ちをしながら、準備や雑務をするだけだと割り切って舟での引き篭もり生活を楽しんでいる。だいたい泊地でこんなに快適にnetが使えると、益々快適で上陸などしなくてもいいやという気持ちになってくる。前回のMarina泊で食料を大量に仕入れられた事も大きい。ただ残念なのは、日差しが弱いのでSun showerに入れてある水が中々温まらず、CockpitでShowerを浴びれない事位か。まあ蒸しタオルの様に、熱湯で固く絞った日本手ぬぐいを用意して身体を拭くだけで随分スッキリした気持ちになるから、無理して上陸する気にもなれないんだけどね。(^^;
作業状況と周囲の写真【茶尾助】@みつはし
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