
北米で数多くのSailboat用品を購入した体験から感じたことを文章にしてみたい。
前記事、「
朝から腹を立てる」の続編でもある。その結果もココに記す。
Common sense
常識,判断力 《★【異文化】 日本では「常識」は社会的儀礼としての知識だが,英米では人生の経験から身についた日常の実用的な思慮分別をいう》 研究社 新英和辞典より
上記にもあるように、日常の思慮分別という点から見ると、海外に居てどこに基準を持てばいいのか僕が混乱するのも理解してもらえると思う。どうしても自分が生きていた中で経験したものを基準に考えてしまうし、これこそ主観的にしか判断出来ないからだ。もちろんそれには、自分の経験の中だけでという条件が付くが・・・。したがって、最初から日本国内のそれと比べる。僕にはその基準しかなかったのだから。
まだU.Sに入って間もないが、canadaにいる段階からeBayなどのAuctions、一般のWeb shoppingをしていたから、U.Sの会社とも随分取り引きした。その3年程度の経験からだけでものを言わせてもらうので、ご承知おき願いたい。
まず最初に思ったことは、店員にでさえProfessionalが居る日本と比べて、北米ではプロと呼べる店員は居ないと思った。専門的な知識に関しては僕の低い英会話能力から推察出来ないが、Serviceという点においては確実に低い。まあ、それはいい。でも責任感や仕事に対する姿勢は明らかに低いと感じたことは何度もある。それを何度か経験するにしたがって、日本国内のそれが突出しているだけで、北米が低いというわけでもないと言うことがわかってきた。でも、日本でしか暮らしたことのなかった僕が不満を覚えるのは理解してもらえると思う。
だから今まで数え切れない位、「ああ、これがカナダ(又はU.S)の品質か」orz と思った事は何度もある。そして、その土地全体がそういう状況なら仕方ないと諦め、従うしかない。自分だけ空回りしたって何も進展はしない。理解される土壌が無ければ、誰に文句を言ったって理解されないだろう。文句や注文を言って、事が上手く流れるようになるかと言えば、そうでもない。
Webを徘徊していて東南アジアと比較すると、北米の方がずっとマシなことがわかる。これらを体験し理解して行く過程も、ある意味旅する目的の一つでもあると思うようになってきた。
ただ、日本人の特性として「相手の立場を考える」というものがある。だから、その為に言いたい事が言えなかったり、黙り込んで自分が我慢すればいいと、初期の頃はそう思いがちだった。ようするに逃げていたわけなんだけれど、それを繰り返しても一向に相手社会への理解が進まない事にも気づいた。だから、ダメモトで言ってみるという風に僕自身も変わってきた、と最近自分でも感じている。まあ、それは多少、英会話にも、英文を書くにも慣れてきて、その労力に押しつぶされる前に伝えられる様になったというだけで、英語でのComunicationに慣れてきたせいでもある。
では前回のRopeの切断面がナナメに切断されていて、このWeb販売会社に苦情を伝えた結果を書いておこうと思う。
僕がMailで言ったのは2点。こんないい加減な作業で、いつも切り売りRope販売をしているのか?Ropeの傷は販売会社ではなく製造元の責任だとは思うが、それが出荷時に気づかないというのは、販売会社側の責任でもあると思う。それはどう考えるのか?というものだった。
返事は、いつもこの様な切断処理で販売しているわけではなく、たまたま慣れない販売員が初めて担当した。この件は販売員全てに告げて再発しないようにした。長さ不足に関しても謝罪があり、$15USを僕の口座へ返金するのでそれで納得して欲しい。というものだった。
その返事を受け取ってから、ちょっと意地悪言って、「貴社にはRopeを交換する選択肢は持ってないのか?」と尋ねてみたが、それは受け入れらず返金するのだからというものだった。今思うと返品したいとゴネてみるのも、相手の反応を知るには良かったかもしれないが、そこまで行くとクレーマーかな?とも思ったりした。
この結果を見て、人がどう判断するのか僕には分からない。僕の気持ちとしては、「送料をかけてでも新しいものに交換する」という解決策を希望していたが、全部で$100USもしない品をUS東岸から手間をかけて発送交換する店はたぶん、ここ北米では存在しないだろうと思う。だから、この返金があっただけでもよかったと納得すべきなのだろう。
Jimにも現物を見せて、尋ねてみた。(Rope断面のナナメ切断に関しては)U.Sではまずそんな話は聞いた事がないし自分でも経験がない。でも$15US返金が受けられて良かったね。との事だった。
つまり僕の結論は、Rope切断など製品出荷後に、素人と考えられる店員の手が加わってから出荷されるモノはNet shoppingで買わずに、目の前で加工してくれる店で買うべきである。Ropeの品質を問題にするなら、それ相応の値段のものを買うしかないという結論になった。今回の買い物では、僕の嫌いな「安物買いの銭失い」を経験してしまったというわけだ。身銭を切って、お勉強どすなぁ。(T_T)
しかし、この会社は、入手に困っていたNAVMANのSpeed paddleを探して手配してくれたりした事もある。一般商品も安いわけではないし、年に数回ある安売りもそう値引率は良くないが、年に一度だけ在庫処分に近い値引きが金物で行われる。僕はこの店でThru-hull用のShut-off valvesをほぼそろえた。何とΦ1-1/4径のValvesは、近くで手に入れようとすると$4~50CAしたのに、ここではその半額以下で購入することが出来た。またCanada東部にある会社なのだが、$100CA以上の注文ではCanada国内である限り、送料が無料になるのも嬉しい。興味があったら覗いてみてください。Binnacle.com
と、そんなわけで、決して舟ばかりいじっていればいいだけではなく、こういった煩わしい問題にも向き合う必要が出てくることをお伝えしたかったのです。でも、それらを介することで、共通認識や商習慣を学ぶことも出来るし、無理やり苦労させられることで、ぐうたらな僕でも英語での対話をせざるを得なくなって結局は自分のためになっていると言えるでしょう。
そしてこれらの体験も、時が経てば、ある意味面白かったと言える経験であり、何よりも僕には海外でしか舟を持つ財力が無かったという結論に戻るわけです。選択肢が無いのなら、自分の出来ることをその中でやるしかないと・・・。

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